☆彷徨。。。音楽♪に身をまかせ 風に吹かれて☆
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エロスとタナトス
2007年09月24日 (月) | 編集 |
昨日、行き付けの喫茶店で雑誌をめくっていた時に、
なるほど~と思ったので覚えがきとしてここにメモ( ..)φメモメモ
作家・島田雅彦さんの言葉です。

「...人は生への本能がある一方で死に向かう本能も抱えている。
 それを迂回させたり、より遅らせたりできるのがエロスへの欲望です。
 生きていてよかったとか、もうちょっと生きてみようかなと思わせる 
 営み全般を私はエロスと呼んでいます。
 その最たるものが、恋愛や友情など人とつながっているという思いです。
 それが失われて孤立したときに人は死の衝動に駆られるのです。......」

タナトスはフロイト的に言えば、自己破壊、死の本能を表すらしい。
相対するものがエロスであり、よく言う性愛や男女間の愛だけの
ことを指すわけではないことは何となく聞いていたけれど、
こうして、島田さんの言葉で読んでみると、しっくりくるなぁ~

"もうちょっと生きてみようかなと思わせる営み全般”
それはもちろん人や生物に対する愛でもあるだろうし、
音楽や映画、本など表現物、芸術、学問、スポーツに対しての
恋や愛、つながりたい、解り合いたいという想いでもあるだろうな~
などと、想いを巡らしていた。
それを発動させるものは、好奇心であったり、勇気であったり、
なにより大きな原動力は、単純に”好き”という感情であるわけだし、
大切な人が喜ぶ顔であったり...ね。

最近、自殺が一層、社会問題となっている。
最近報道されたイジメによる自殺。
あれも相当、心が痛かった。
下半身の露出画像をネット上にアップされた高校生の話。
そして、もうひとつ、ここのとこ、ずっと頭から離れないのが、
光市、母子殺害事件のこと。
あの弁護士会見で泣いた弁護士の件で、憤る思いがあり、
いろいろとネット上で、その弁護士のブログや、関連するブログや、
本村さんの会見のノーカット映像を見たりして考え込んでいた。

ヒトって?
人って?

いろんな想いを感じすぎると、頭も心も整理が付かなくなるけれど、
感じること、考えることだけはやめちゃいけないね。

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カラフル
2007年09月20日 (木) | 編集 |
カラフル


「みんなそうだよ。いろんな絵の具を持っているんだ。きれいな色も、汚い色も」
 人は自分でも気付かないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。
 この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。
 どれがほんとの色だかわからなくて。
 どれが自分の色だかわからなくて。 (~本文 P187より~)

またまた森絵都 作品です。
”魂の再生”の物語。
この人の作品には、ごくフツウの言葉が綴られている。
そんな気がするのだけれど、物語の中で、それがとても煌く。
そして、読後はいつも、”目パチっ!”の解放感に包まれる。
鬱々とした日常に向かってくことがほんの少し怖くなくなる。
根拠なくても、いいこともあるよ!と思える世界が見えてくる。

自分を取り巻く世界に閉塞感を感じていたら...
時に、それは家族だったり、学校だったり、会社だったり...、
友人関係だったりすることも。
そんな気分になったら、読んでみるのといいかも。
まるで違った見方ができたりするかも?
それで、少し楽になれるかも?

ダイブ!!
2007年09月04日 (火) | 編集 |
ダイブ!!


森絵都 『ダイブ!!』上下巻、ほぼ一気に読了~!
とにかく大満足! もう手放しで絶賛!!
下巻に入り、残ページが薄くなってしまってからは、
もうすぐ読み終わってしまうのが、ホントに寂しくて...
読み終わった今は、もっと寂しい(苦笑)
あぁぁ... 作品世界にいつまでも浸っていたい感じ。
ここまでの気持ちになった作品は久し振りかもっ!

実はここんとこ、彼女の作品にハマってる私でも、
この『ダイブ!!』はあまり期待してなかった。
なんせスポ魂ものには少々苦手意識があったから。
書店で何度か文庫を手に取りながらも、まだいいや、
と言う具合いに回れ右してた私。
もう~!そうしてた自分が恥ずかしい~(笑)
なんでもっと早く読まなかったのか!
これは、ただのスポ魂小説でも、YA作品でもありません。
これは大人が読んでも十二分に楽しめる作品。
あらすじ、その他はこの際、ここには書きません。
とにかくオススメ!!☆
ひたむきなリズムが作品全体に常に流れていること、
登場人物たちの粋なセリフと心理描写、そして映像や音さえも
手に取るように感じられる情景描写は圧巻!
この作家の筆力は底知れない気がしてきました。

これって、映画化されるかもな~と思って、ネットを検索したら、
やはり、すでに、、、来年公開で撮ってるみたい。
なんせ3人の少年がそれぞれに魅力的!
今から、楽しみだナァ~
アーモンド入りチョコレートのワルツ
2007年08月27日 (月) | 編集 |
森絵都

「少年たちだけで過ごす海辺の別荘でのひと夏を封じ込めた「子供は眠る」、行事を抜け出して潜り込んだ旧校舎で偶然出会った不眠症の少年と虚言癖のある少女との淡い恋を綴った「彼女のアリア」。シューマン、バッハ、そしてサティ。誰もが胸の奥に隠しもつ、やさしい心をきゅんとさせる三つの物語を、ピアノの調べに乗せておくるとっておきの短編集。」(Amazon 紹介文より)

目次

とにかく、お薦め!!
出来れば、夏の終わりのこの季節なら、「子供は眠る」だけでも、
シューマンの「子供の情景」を聴きながら 読んで欲しい!
もちろん、他の短編も秀逸!
「彼女のアリア」なら、ゴルドベルグを流しながら、
西日の放課後時に、ひとりの部屋で。(泣けちゃうかも)
それぞれ、映像や音、風の香りさえも伝わってきて...
とても鮮やかに清々しく、そして、キュンと心を打たれます。
夏の終わりに読むと、この作品から受ける感慨は一層 深いかも!

ある季節は必ず終わりを告げる。
それは時に残酷で悲しい。
それでも、、、、、、

”骨太な優しさ”のある一冊です。
大人?になってしまった あなたなら、
戸惑いつつも、大人で生きている あなたなら、
そして、大人になる階段を昇り始めた あなたなら、
きっと、大切な何かを感じてもらえる、
思い出してもらえる一冊です。
永遠の出口
2007年08月25日 (土) | 編集 |
永遠の出口

この頃は森絵都さんにハマってます。

「私は<永遠>という響きにめっぽう弱い子供だった」
の書き出しで始まる連作集。

「生きれば生きるほど人生は込み入って、子供の頃に描いた
 ”大人”とは似ても似つかない自分が今も手探りしているし、
 一寸先も見えない毎日の中ではのんきに、<永遠>へ思いを
 馳せている暇もない。
 だけど、私は元気だ。まだ先へ進めるし、燃料も尽きていない。
 あいかわらず、つまずいてばかりだけれど.......」

「永遠の、限りないものに憧れる。
 でも、限りあるものほど、いとおしく思える」

覚書のように連ねてみた、文章の中の希望あるフレーズ。
彼女の小説には泣きべそかいていても、泣き止んだら、
すっと涙を拭いて、ちょっと顔を上げて、少し泣き笑いして、
不器用でもいいや、なんとか前へ進もうかな...と思える、
勇気と希望、救いみたいなものがあるな~。
勇気とか希望とか、永遠とか真実とか...
面と向かって語るには、今となっては気恥ずかしい。
アオイかな?と照れたり、未成熟なのかな?とか
幼児性が残りすぎかな?とか、ふと落ち込んでみたり。
だけど、だけど、、、
それが、私自身。 つまずいてばかりの私自身。
だから、彼女の瑞々しい筆致の小説にひたすら心が救われる。
”ないかも知れない”貴いもの”は、きっとあるはずと信じて、
なんとか進んでいこう...!


中高生並みだな... わたし(苦笑)
いつまでも、あきらめの悪い子供のように、もがく大人のわたし。
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